ついに雪が降ってきましたね。
みなさま、お風邪などひいていないでしょうか？
当然、すでに何らかの暖房器具で室内を温めていると思います。
青森では石油ストーブが多いとは思いますが、
最近は寒冷地エアコンで冬を越すお宅も増えてきました。
青森でも夏もエアコンなしではキツイほど暑くなってきましたし、
エアコンが付いているお宅がほとんどとなってきましたので
寒冷地エアコンではない普通のエアコンで暖房してもいいのかという
筆者の母からの質問があったので、こちらでもご説明したいと思います。
ちなみに母のアパートのエアコンは今年夏前に交換したばかりですが、
このエアコンで暖房を使わないでくれ、壊れるからと言われたそうです。
それはどうしてか、お話しします。
寒冷地用エアコンと普通のエアコンの違いは、主に室外機にあります。
寒冷地用エアコンは、外気温が低い地域でも暖房や運転が可能なように、
パワフルな圧縮機（コンプレッサー）を搭載し、霜や雪、凍結の対策が取られています。
対して普通のエアコンの室外機だと、霜や雪、凍結の対策が取られていません。
外気温が特に2℃以下の日や雪が降っている日は霜が付く環境が整っていますので
霜や雪などが原因で正常に運転できなくなります。
霜や雪が室外機の空気の吸い込みを邪魔してしまうと、暖房能力の低下を防ぐために霜取り運転の回数が増えます。
（霜取り運転とは、エアコンの室外機に付着した霜を溶かす運転のこと）
頻繁に霜取り運転になると、エアコンはつけているのに暖房は止まってしまうため、
なかなか部屋が暖まらないという状況になりますし、
室外機に相当な負担を強いることになりますので、当然壊れやすくもなります。
そんな理由で、この雪国の青森では
通常のエアコンを暖房として使うことはおすすめできないのです。
筆者も寒冷地エアコンを使用して２冬目となりました。
夏より電気代はかかりますが、灯油を買わなくてもいい分、楽です。
今季はすでに雪が降ってエアコン工事は厳しくなってしまいましたが、
もし寒冷地エアコンをお考えなら、来年の夏前の混雑する前にご依頼することをおすすめします。
