今月9日、青森工業高校電気科にて青森電気工事業協同組合青年部の有志による、出前授業が開催されました。

第一部には、将来を担う生徒たちに、電気の知識や技術の重要性や、将来の進路選択における参考となるよう、電気工事の様々な分野や、
電気の知識や技術がどのように将来のキャリアに役立つかについてなどの座学授業が行われました。
第二部は実技体験です。そのために前日午後には約12名の有志が下準備をするために集合していました。
生徒たちが実習として体験する、ダウンライトとスイッチ取付工事のための土台を施工するためです。

トップ集団による、流れるような作業。誰の指示がなくとも自分のやるべきことを暗黙の裡に理解して行動に移れる有能さは圧巻です。
寡黙に恐ろしいスピードで準備は完了しました。さすがとしか言いようがありません。
なかなかその域に達するには時間を要しそうですが、見習いたいものだと思いました。
そして実技体験がはじまります。
有志たちが「高所作業車乗車体験チーム」と「ダウンライト取付実習チーム」に分かれて生徒たちの実習を手助けします。

当社社長が「ダウンライト取付実習チーム」のリーダーとして生徒たちに実習の説明をし、実習の進行をまとめていました。

丁寧に生徒に教える姿や、真剣に聞く生徒の姿がハートフルです。

筆者と同じ、貴重な工業女子の作業を温かい目で見守りました。(青森工業高校は筆者の母校です)
腰道具をつけた紅一点の筆者を笑顔で見つめてくれたのが印象的でした。いいぞ!工業女子!わが後輩。
外では「高所作業車乗車体験チーム」の実習が行われていました。

筆者もこの業界にきて初めて知ったのですが、いまの高所作業車は静かーにスーッと伸びていくんですね。このゴツいマシンが驚くほど静音です。
夜間外線作業が多いため、住民の眠りを妨げないようにということなんだそうです。素晴らしい、はたらくくるま!
第三部は「本音で語る座談会」が行われました。
「自分の将来」をテーマに議論が行われたこの場では、生徒5人&大人3人ほどのグループに分かれ、青年部有志が自らの経験談や、
生徒たちの質問に答え、将来に向けたキャリア形成についてのアドバイスを行いました。筆者も先輩として参加しました。
やはり、工業高校を選んだ子供たちというだけのこともあるのか、進路について思った以上に鮮明に先を見ていたことに、頼もしさを感じました。
青森電気工事業協同組合青年部の事業に筆者も快く参加させていただき、未来明るい生徒たちに接することができて楽しかったこともありますが、
個人的には、我が母校の後輩たちにこんな素敵な機会を与えてくれたヒーローたちに感謝の念を禁じえません。
また来年会おう!後輩たちよ!